2016年4月27日水曜日

そもそもDACとは何ぞや?



オーディオに関して少し詳しく調べると出てくる単語「DAC」、でも検索してもどういう役割なのかわかりにくいですよね。

デジタル-アナログ変換回路の略称であることは色々なサイトにもありますが、そもそも今の音楽環境ってデジタルじゃないの?アナログって必要なの?と思う人が多いのではないでしょうか?自分もそういう認識でしたw


違うんです。耳に届いてる音は必ずアナログなんです。CDをはじめ今の音源はほぼデジタルなので、耳に届くまでに必ずDACでアナログに変換されています。(アナログ音源としてはレコードカセットテープがあります)


DACで検索すると高級機器が多く出てくるので、DACは高級オーディオ専用の機械だと勘違いしがちですが、別に高級機器とは限らないのです。デジタル音源を再生する機械には必ずDAC機能があります。


PCにもあります

CDプレイヤーにもあります

スマホにもあります

今のテレビにもあります(地デジですから)

ゲーム機にもあります

Bluetoothスピーカーにもあります(Bluetooth電波はデジタル)

USB接続可能なアンプにもあります(USBはデジタル)

AVアンプにもあります(HDMIの音声はデジタル)


世の中DACだらけと言っても過言ではありませんw



といっても、大半はメインの機器の付属品扱いです。なので良い音を求めてこの部分を独立させた専用機がオーディオ機器になるわけです。(DACの検索で出てくるのは、これ)


今のPCは標準で音を再生できます。この標準で音を再生する機能をオンボードサウンドと言います。昔はこのオンボードサウンドは性能がよくありませんでした(AC'97という規格)。今はそれが大分改善されているようで2006年以降はほぼHD Audioという規格になっています。

推測で書いているのは、この規格になった頃には機器を買い揃えていたので、今のオンボードサウンドをきちんと聴いたことがないからですw。この手のブログとしてはそれもどうなので、そのうち聴き比べをやるつもりです。(あんまり差がなくてショック受けそうな予感)


PCの付属品としてのDACはオンボードサウンドとなります。それを使わず良い音を求めた製品がサウンドカードやUSBDAC(大抵はアンプ機能もある)というわけです。以前はサウンドカードが多かったですが、今はUSBで使う機器がメインになってきています。
(ちなみにオーディオカードというものもありますが、こちらは業務用のサウンドカードという認識でよいです。ややこしいw)


また、高音質を謳っているスマホもありますが、その手のスマホは機器内部のDACに拘っていたりするわけです。スマホで高音質というと、最近はポータブルアンプも多くなってきましたが、USBやBluetooth接続でない限りDAC機能は使いません。ステレオミニプラグはアナログです。次で詳しく説明します。




まとめるとこうなります

音を再生するには必ずデジタル→アナログに変換しないといけない

再生機には、ほぼ必ずデジタル→アナログ変換(DAC)機能もある

高音質を求めてDAC機能を独立させた製品がある



ではどの部分がアナログでどの部分がデジタルなのか、それはケーブル(プラグ)を見ればわかります。


次はアナログケーブルとデジタルケーブルの解説です。




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