ヘッドホンやイヤホン購入の時は試聴した方がいいと言われてますが、(管理人もそうですが)地方在住で簡単に高級機の試聴は出来ないって人も多いかと思います。
その場合、どういう買い方をすれば失敗しにくいか経験談から述べてみます。
価格は3万前後までの機器にする
これぐらいまでは値段と音質はほぼ比例し、解像度は安い機種とは比べ物にならないレベルのため単純に良くなったのが実感しやすいです。高級機が初めての人は聴き慣れた曲からこれまで聴こえなかった音が聴こえるようになるでしょう。
これより上は音質の向上という面でコストパフォーマンスが急激に悪くなります。アンプが無いと十分に鳴らしきれない機器も増えてきます。自分はこれより高い機器は余程好みの音でない限り手を出そうと思いませんし、スマホ直挿しで試聴した時に8万のイヤホン(IE800)より3万の方(IE80)が好みなんてこともありました。
同じ予算ならヘッドホンorイヤホンに全部に費やした方が良い
最近はポータブルアンプの選択肢も増えてきたので、いきなり高いイヤホンを買うのは怖いので、最初は1万ぐらいのイヤホンを買い、更にポータブルアンプを後で買って音質を向上させようと検討してる人も多いのでは無いでしょうか?
しかし、最近はスマホ内臓のDACやアンプも良くなってきているので、ぶっちゃけアンプは音量を上げる以外の効果はほとんど実感出来ないです。1万ぐらいのイヤホンとアンプの組み合わせより、2万ぐらいのイヤホン単体の方が遥かに音質の向上を実感できます。
ハイレゾ云々は無視していい
ぶっちゃけ、ハイレゾとmp3(192kbps)の区別はつきません。良い機器はmp3だろうが良くなります。そもそもハイレゾで再生すること自体、音源は買い直しになりますし、Dac機器と再生ソフトが対応してないといけないのでかなり面倒です。(普通のスマホやPC環境ではハイレゾ再生できません)
また、音楽ファイルの容量がかなり増えるため、ストレージ容量も必要になる点でも面倒です。
アンプなどが無くても比較的聴ける機器にする
今だとスマホで聴いている人が多いと思いますが。普段使っているスマホに直挿しでも問題無い機種が無難です。3万円前後のイヤホンならまず問題はないと思いますが、ヘッドホンだとインピーダンスが高い機器は十分な音量が取れないことがありますし、低インピーダンスであっても直挿しだと十分に鳴らしきれない機器もあるようです。
スタジオで使用されているモニターヘッドホンは必ずしも良いとは限らない
原音に忠実で多くのプロが使っているので良いのだろうと、MDR-CD900STを最初のヘッドホンとして選択肢に挙げる人もいます。管理人はDTMをやっている友人にこのヘッドホンを聴かせてもらったことがあります。解像度はあるけど、曲がのっぺりとして全然のれないし楽しくない、それに聴いていて疲れそうな音でした。その友人曰く「間違い探しには向くけど趣味の音楽を聴くためのヘッドホンじゃないね」とのこと。これが好みの音の人もいるかもしれないけど、自分はお勧めはしないですね。
装着感も重視
どれぐらい連続で音楽を聴くのかにもよりますが、装着感が悪くて結局使わないなんてこともありえますので、音質ほどでないにしろ装着感も重要です。音質に比べればネットのレビューを参考にしやすい点ではないかと思います。
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